――1969年、10月5日。スピードシンボリが大敗を喫してから、日本競馬界の凱旋門賞への挑戦は始まった。

エルコンドルパサー、ディープインパクト、オルフェーヴル……様々な名馬が渡仏するものの、そのタイトルには手が届かなかった。

だが、今年こそは。

歴代最高クラスの層の厚さを誇る3歳世代の『王者』マカヒキが、大舞台を目指す。

欧州の猛者たちの壁を打ち破れるか?

長期遠征という己との戦いに打ち勝てるか?

2016年10月2日。

シャンティイ競馬場。

約半世紀続いてきた挑戦者としての歴史に、終止符を打つために。


凱旋門賞観戦記@2014

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