ブログカテゴリ:勝木淳



「名勝負」を語る · 2019/09/02
芝マイル戦の日本レコード1分30秒5は今春東京ヴィクトリアマイルでノームコアが記録した。 新潟競馬場の芝マイルのレコードはドナウブルーが関屋記念で作った1分31秒5。 中山競馬場では京成杯AHで1分30秒7。 高速化が進んだいま、1分32秒台は条件戦でも記録され、31秒から30秒の時代になった。...

「名勝負」を語る · 2019/08/23
大混戦とは毎年使われる函館記念の慣用句のようなものだが、今年もやはり大混戦。前走重賞で3着以内だったのは鳴尾記念3着のステイフーリッシュのみ。1、2着のほかに9頭が参戦する巴賞組だが、そのレースは13番人気スズカデヴィアスが勝ち、波乱決着。そして、函館記念ではスズカデヴィアスではなく、巴賞で2番人気9着敗退のマイスタイルが1番人気。2000mのオープン特別を勝ったレッドローゼスが2番人気。重賞タイトルホルダーのステイフーリッシュ、エアスピネルが3、4番人気となった。 ポポカテペトル、ナイトオブナイツ、ドレッドノータス、メートルダール、マイネルファンロンと続く。 スタートを決めたマイスタイルが枠を利してラチ沿いからハナを奪う。今年に入ってから逃げ戦法をとらず控える競馬を模索していたが、この日は持ち前のスピードを活かしてすんなりと先頭に立った。 先行争いは内枠勢が優勢、3枠のドレッドノータス、マイネルファンロンが2、3番手に収まり、レッドローゼス、アメリカズカップの1枠2頭はそれに対して引く形になった。1周目のゴール板を過ぎると外から4番手をうかがうステイフーリッシュ、直後に大外枠のエアスピネルが先行態勢をとる。 1角では先頭集団はマイスタイルに引っ張られるようにバラけはじめる。先頭マイスタイル、2番手マイネルファンロン、3番手ドレッドノータスがそれぞれ2馬身ほどの間隔で走る。以下は正反対に徐々に馬群になっていき、その先頭にステイフーリッシュ、レッドローゼスがいる。 2角から向正面にかけてペースを落とすだろう地点でもマイスタイルの走りは変わらず、11秒台後半という追走する方がちょっとイヤになるようなラップを踏む。 無理に追いかけられないマイネルファンロンを尻目にじわりとその差を離すマイスタイル。それでもマイネルファンロンはマイスタイルの逃げを射程圏外に逃さないように強気に攻める。対照的に3番手のドレッドノータスは深追い無用と菱田裕二騎手は手綱を一旦抑えるような素振りだ。 2、3番手の動きが4番手以下に大きな影響を与えた。マイネルファンロンがマイスタイルを追いかけ、ドレッドノータスが抑えたことで4番手ステイフーリッシュ、レッドローゼス、エアスピネル、アメリカズカップは抑えることを余儀なくされ、早めに動き始める馬は出てこない。唯一動いたのは後方にいた格上挑戦のゴールドギア。押しあげて先行集団に並ぶ。 中団以降が金縛りに遭ったことでマイスタイルは3、4角でわずかながらペースを落とし、息を整え、後続の仕掛けを待っていた。早めに並びかけたのはマイネルファンロンで、4角ではマイスタイルの外を併走。後ろはドレッドノータスがペースをあげられないと見るや、ステイフーリッシュが3番手にあがり、その外からレッドローゼス、エアスピネル、ゴールドギアが仕掛け、インからアメリカズカップが差を詰める。 最後の直線。手応えはマイスタイルよりマイネルファンロンだった。直線入り口からマイスタイルを交わし、先頭に立つ。このときマイスタイルに併せて食らいつかせないように丹内祐次騎手は手綱を操り、右ステッキでやや外に持ち出す。3番手は変わらずステイフーリッシュ、ラチ沿いからドレッドノータスが食い下がる。 残り200mを切ったところから一旦は2番手になったマイスタイルがまだ余力を残していたのかマイネルファンロンを差し返しにいった。マイネルファンロンが抵抗するもマイスタイルがインからひと伸び、クビだけ前に出たところがゴールだった。マイネルファンロンは2着、3着はステイフーリッシュ。勝ち時計は1分59秒6(良)。


「名勝負」を語る · 2019/07/03
■桶狭間、雨中決戦。猛者たちの意地、飛び込む新星 今から459年前の1560(永禄3)年6月。 尾張の織田信長が海道一の弓取りといわれた今川義元を破り、戦国下剋上に名乗りをあげた、桶狭間の戦いが起こった。...

「名勝負」を語る · 2019/06/02
父ヌレイエフはアメリカのノーザンダンサー系を代表する世界的な名血であり、母はグラスワンダーと同じロベルト系シルバーホークを父に持つシルバーレーン。...

「名勝負」を語る · 2019/05/10
この馬にこの騎手あり、この馬にこの調教師あり。 サラブレットは人が作った最高の芸術品であり、馬を走らせるは人の匠がなせること。 世界中に時代ごとに名伯楽と敬意を持って評される調教師がいる。 そして、その馬の全てを知り尽くし、まるで己の意思が馬に乗り移ったかのように縦横無尽に操る名騎手がいる。...

「名勝負」を語る · 2018/05/11
とある本によると、競馬発祥の国イギリスで初めて「ザ・ダービーステークス」が開催されたのは1780年だそうだ。その2年前に創設されたセントレジャーステークスに続いて行われたクラシックレースだった。...