ネットと見る三歳世代〜リオンディーズ編〜

「ネットと見る三歳世代」第三弾となります。よろしくお願いします。
本企画の第二弾で特集したエアスピネルのライバルであり二歳チャンピオンであり、そして日本が誇る名牝シーザリオの息子である、リオンディーズです。

 

 

注目ポイント①
「ジャパニーズ・スーパースター」

 

ダービー・オークスがあるのは日本だけではありません。世界中の競馬実施国では大抵、牡馬はダービー、牝馬はオークスを三歳時最高峰のレースとして位置付けています。そのなかでもハイレベルなレースのひとつに数えられるのが、アメリカンオークスです。
それを日本馬で唯一制した馬、それがリオンディーズの母、シーザリオとなります。日本のオークスでエアメサイアら強豪を撃破すると渡米。そのままビッグタイトルを手にしました。
地元の実況で「ジャパニーズスーパースター!」と叫ばれたのは、ファンの中ではあまりにも有名です。一方的に突き放す最終直線は未だに語り草。まさに日本を代表する世界レベルの牝馬となるのがシーザリオです。

 

そして、母としてのシーザリオを語る上でもう一つ欠かせない存在となるのが、第三仔エピファネイアです。
エピファネイアは牝馬クラシックで常に主役級の活躍(皐月賞2着、ダービー2着、菊花賞1着)をすると、年が明けた四歳時に、ジェンティルドンナを筆頭としたG1馬11頭が集結した「豪華メンバー」のジャパンCにて劇的な勝利を収めました。そのレースぶりは世界的な評価を受け、当時の世界ランク第2位となるレーティングを獲得。そして引退後は種牡馬となって多くの牝馬を集めています。
偉大な母、そして兄。その背中を越えるのは容易ではありませんが、まずは兄が惜しくも取りこぼした皐月賞・ダービーの制覇を狙います。

 

注目ポイント②
「戦績」

 

良血馬として大きな注目を集めたデビュー戦は、リオンディーズの圧勝で終わりました(うま速:リオンディーズ強すぎワロタww)。そして陣営は2戦目で早くもG1朝日FSに挑戦する事を発表。距離やキャリアの浅さ、エアスピネルら強敵がいる事などを不安視する声もありましたが、あっさりと勝利します(うま速:[朝日杯FS] リオンディーズ強すぎワロタwwwwww)(うま速:朝日杯の覇者・リオンディーズの血統が凄すぎると話題に!)(うま速:シーザリオから2頭も種牡馬級の大物が産まれたわけだが)。
その強さは、リオンディーズの父キングカメハメハに騎乗していた元ジョッキーの安藤勝己さんすら手放しで賞賛するほどでした(うま速:アンカツ「エアスピネルは完璧な競馬しとる。リオンディーズは『超大物』と言い切れる」

 

 

年が明けて、皐月賞の前哨戦に選ばれたのは弥生賞(うま速:リオンディーズ、弥生賞から始動)。そこでは惜しくもマカヒキにクビ差破れるも、調整の順調さや距離への順応をアピールします(うま速:リオンディーズとはなんだったの?敗因は?)(うま速:アンカツ「弥生賞見てもやっぱり能力はリオンディーズが抜けてる」)。

 

朝日FS勝利後に描いていた青写真通りに駒を進めてきたリオンディーズ。堂々の主役として、まずは一冠目、皐月賞に出走します。

 

注目ポイント③
「実績と数字」

 

29
これが何の数字かご存知でしょうか?

……正解は、リオンディーズがデビューからG1を勝利するまでにかかった日数、です。たったの29日。衝撃的な数字です。史上最速タイ。牡馬としては初の記録です。
G1勝利というものは、どれだけ優秀な馬にとっても容易なことではありません。生まれた時代・育った環境・そして勝負の運。様々なものが噛み合ってこその勝利となります。カンパニーという名馬はデビューから5年と10ヶ月を経てようやくG1タイトルを獲得しています。
あまりにも早くに出した実績は、この馬の地力の違いを見るようです。


122
次の数字は、朝日FS勝利後にリオンディーズにつけられたレーシングポストのレーティングです。世界で見ても2位となるレーティングで、2歳の日本馬としては過去最高の値となります。また、日本のレーティングとしても1997年のグラスワンダー以来となる2歳歴代最高タイの116を獲得しています。


この2つの数字が示すように、インパクトだけではない強さがリオンディーズにはあるのではないでしょうか。
二代目ジャパニーズスーパースターを襲名出来るのか?
リオンディーズの世界レベルでの飛躍が期待されます。



文・オガタKSN