役に立つか分からない繁殖牝馬のお話し~ふたたび~

前回はPOGなどで優秀な馬を発掘するための一つに指針として輸入繁殖牝馬と英1000ギニーの関係性を考察してきました。

今回は国をうつしまして、愛仏1000ギニー馬の影響力とそれに関わる馬のPOGお勧めデータを紹介していきたいと思います。

(前回同様、重賞勝ち馬に限定。赤色がダービー期間内重賞勝ち緑色が2014産注目馬。)

愛1000ギニー勝ち馬とその子孫たち

 愛1000ギニーの子孫で好成績を上げている馬は英1000ギニーの時と同じように3、4代目の活躍馬が多いようです。

 これも英1000ギニーと同じことがいえるのですが、一つの系統として認知されるような馬の子孫でなければ活躍馬を輩出するのは難しいと思われます(注:ここでは便宜上活躍した馬の系統しか上げていませんが、勿論そうでない系統ももちろん存在しています)。よって狙い目は、既に系統として確立されている繁殖牝馬たちでしょう。しかし、今後新たな系統を作り上げる可能性のあるところを狙ってみるというのもライバルに差をつける意味では意義深いです。

 個人的な狙い目はシャピーラの2014です。3代前の母が愛1000ギニー馬で、母のシャピーラ自身が独1000ギニー馬だったりします。さらにはシャピーラは2009年から2012年まで連続で4頭の牝馬を出産しています。今後一大系統を作りあげていくのに十分な土台ができています。

仏1000ギニーの勝ち馬とその子孫達

仏1000ギニー馬に関わる活躍馬の共通点は、同じ母からの活躍馬輩出が顕著だということです。

 RajputPrincess系のクリソプレーズ(クリソライト、マリアライト、リアファル)だったり、Riverqueen系のローザネイ(ロサード、ロゼカラー、ヴィータローザ)、Medelia系のアドマイヤサンデー(フサイチホウオー、トールポピー、アヴェンチュラ)と多数の成功例みられます。安定感があるので、POGでの指名は競合必至ですが、リターンも大きいといえます。

 ただ、仏1000ギニー馬の子孫たちで歯がゆいのが有力馬が2015年産に偏っていることです。もし来年このコラムを掲載させていただく機会がありましたら、そこでたっぷりと紹介したいと思います。

文・サッポロノパンヤ

写真・ウマフリ編集部