ダービー本命馬はこれだ!-3頭目-

2016年。
今年も、ついにこの季節がやってきた。全ての競馬関係者が憧れ、我々競馬ファンが胸躍る、競馬の祭典。
「日本ダービー」。

 

上半期の競馬界も、強さあり、感動あり、波乱あり、あらゆるレースを積み重ねてきた。
そんな中で、まだ記憶に新しい「皐月賞」は、我々競馬ファンにとって強くインパクトに残ったレースの1つだろう。

 

「三強」
戦前、そんな言葉が競馬サークル内外で飛び交った。
前哨戦から、熱戦が繰り広げられたが、その中で注目を集めた三頭のサラブレッド。
2歳王者「リオンディーズ」
超高額取引馬「サトノダイヤモンド」
超新星「マカヒキ」
これらに、良血馬「エアスピネル」を加えた4頭が人気を分け合った。

ハイペースで主導権を握った先行馬が、あっさりと脱落していく中で、4コーナーではもう、有力と目されていた各馬が先頭集団。
このままゴールかと思われた。
だが、しかし、一筋縄ではいかないのが、競馬の難しさでもあり面白さでもある。
粘り込みを図る各馬を尻目に、強烈な末脚で差し切ったのは、
大外枠の18番。共同通信杯をステップに挑んだ、「ディーマジェスティ」である。

 

1分57秒9。
皐月賞レコードが物語っているように、この一冠目をかけた戦いは、“超”ハイレベルな熱戦だったと言えるだろう。

 

ダービーは、皐月賞が行われた中山競馬場から、舞台を移し、東京競馬場で行われる。
距離は、2400m。
数多の名馬が駆け抜け、様々なドラマを残してきた舞台である。

 

今年も混戦が予想される日本ダービー。私は皐月賞を終えた段階で本命を決めていた。
本命は、ディープインパクト産駒、皐月賞3着の「サトノダイヤモンド」だ。
言わずと知れた超高額取引馬。今回でキャリア5戦目ということになるが、私自身は、前々走圧勝したきさらぎ賞の内容を最も評価している。
何よりも、勝ち時計が秀逸だ。
1.46.9。出世レースと目され、近年でも多くのクラシック有力馬が出走している「きさらぎ賞」で1分47秒を切れた馬は過去に見たことがない。

 

そして、この馬の最たるストロングポイントはやはり、競馬の上手さ。利口さ。ということになるだろう。
3歳馬というのはまだまだレース中に若さや幼さを見せたり、時折人気をしていてもアッサリと頼りない敗戦をしたりと、不安定な面を見せるものだが、この馬には、その部分が完成されてるとでも言おうか。ここまでのレースを見ても「欠点」と思えるポイントが見つからない。

 

何よりも前走の皐月賞はかなり評価されるべきだろう。
初の中山遠征、きさらぎ賞からの直行、1番人気の重圧。これらを差し引いてもハイレベル決着の3着は十分の内容。
そして、トリッキーな中山コースで締まったレースになった前走よりも、東京コースに変わって、瞬発力勝負になれば、この馬の台頭でまず間違いないはずだ。

 

ダービーにも相性抜群のディープインパクト産駒で、狙うはオーナーへ初のG1タイトルプレゼント。
そして自身の名「ダイヤモンド」に勝る、輝かしいダービー馬の勲章だろう。

文・アリオン

写真・ゆーた