ダービー本命馬はこれだ!-4頭目-

一生に一度の晴れ舞台と言われる日本ダービー。
徐々にその時が近づいて来るのを感じると、緊張感が増してくる。
日本競馬の祭典に相応しい出走メンバーから本命馬を挙げてみた。

 

私の日本ダービー本命馬は、リオンディーズである。

なぜリオンディーズにしたのか?

リオンディーズは父がNHKマイルカップと日本ダービーを制した変則二冠馬キングカメハメハ、母が日米オークス馬のシーザリオという、まさに東京2400mという舞台にはピッタリの配合である。
その半兄には菊花賞、ジャパンカップを制し、ダービーでは惜しくも2着に敗れたエピファネイア(父:シンボリクリスエス)がいる。

 

本馬の実力も、朝日杯FSを制覇しG1馬になった事で明らかだ。
世代においてもトップクラスの能力を秘めており、2400mという適正面においても絶対に抑えなければならない馬である。本命にするには十分すぎるほどの理由だ。

一族の宿命とも取れる気性難

しかし、リオンディーズにはある「弱点」がある。
折り合い面の不安だ。
それは半兄エピファネイアと共通している弱点でもある。
ところが兄は、陣営の懸命な努力によってその弱点を見事に克服した。
その弟である本馬も同じ陣営である。
もちろん兄弟が揃って全く同じ質の気性難ではないのかもしれないが、それでも頼もしいと思える。ダービーに向けて出来る限りの努力をして、迎えた本番で、その弱点を克服した姿が見られる筈だ。

好タイムを叩き出す一族

父系に目をやると、父のキングカメハメハは日本ダービーで2分23秒3のダービーレコードを叩き出し、その産駒である昨年の二冠馬ドゥラメンテが日本ダービーで父のレコードを0秒2更新。母系にしても、半兄エピファネイアはジャパンカップで2分23秒1の好タイムを叩き出している。
これだけレコードや好タイムを叩き出す父や兄を持つ血統なら、弟であるリオンディーズもそれだけの、いや、それ以上のタイムを叩き出してもおかしくないポテンシャルがあるに違いないと思わせてくれるのである。

シーザリオの仔で悲願のダービー制覇へ

リオンディーズの母、シーザリオには、苦い経験がある。
それは半兄エピファネイアの日本ダービー。
一旦は抜け出したが、最後に大外から武豊騎手騎乗のキズナに豪快に差し切られてしまったのだ。
そのキズナに騎乗した武豊騎手が今年のダービーに乗るのは、11年前の牝馬クラシックを母と共に湧かせたエアメサイアの仔、エアスピネルである。
これまで、リオンディーズとエアスピネルは既に朝日杯FS、弥生賞、皐月賞と三度接戦を演じた最高の好敵手なのだ。
さらには、キズナの父、ディープインパクト産駒も多数ダービー出走を予定している。ダービー主役候補と言われるディーマジェスティや、逆転を狙うマカヒキ、サトノダイヤモンド、マウントロブソン、京都新聞杯組からはロイカバード、青葉賞組からはヴァンキッシュラン、プロディガルサンらが虎視眈々と王座を狙っている。

 

母の代から続く最高の好敵手、兄の仇となるディープ産駒たち、そして母シーザリオの仔として悲願のダービー制覇をする為の東京2400mという最高の舞台。
準備は整った。

 

新たなサラブレッドの頂点に立つ馬の出現を心待ちにしながら、私は歴史の目撃者となろう。
勿論、リオンディーズが頂点に立つことを祈って。

文・KOBA

写真・ゆーた