倉本匠馬が考える・POGにおいて正しい馬の選び方 NO.3

今回で3回目の登場となります。競馬予想GPやe-
SHINBUN、競馬ヘッドラインにて競馬ライター・
予想家として活動している倉本匠馬です。2週前から『POGにおいて正しい馬の選び方』
をテーマにウマフリさんにてコラムを連載しています。
今回はNO.3となりますので、まだNO.1とNO.2をご覧になっていない方は、まずそちらを読んだ上でこのNO.3を熟読して頂ければと思います。

日本ダービーは如何でしたでしょうか?
今年のダービーはマカヒキが勝利しましたが、POG指名されていた方はお見事でした。
マカヒキとシンハライトどちらも選んでいた方は、逆に馬の選び方を教えて欲しいほどです(笑)そして、いよいよ来週から2016〜2017POGが始まります。『今年はダメだった!』や『そもそもやり方がイマイチ分からない........』のような方もウマフリのPOG企画やコラムを読んで今年はPOGに参戦してみましょう!
新たな競馬の楽しみ方を感じられるはずです。

 

さて、前回は馬体重と飼い食いに注目して、『丈夫さ』の重要性を順に追って解説していきました。
コラムにて何度も説明しているように、POGは約1年の短期間勝負。2歳6月時点での出来具合が非常に大切で、馬の資質よりも先に丈夫さを重視しなければいけません。そして、今回はいよいよ『正しい馬の選び方』については最終回です。
来週からは新馬戦が始まる為、その週に行われた新馬戦で出走した馬の評価や今週出走する新馬をピックアップし、オススメ馬として紹介していきます。ぜひ、そちらもPOGにて馬を選ぶ上で参考にして頂ければと思います。

 

前回の最後に予告した通り、今回は折り合いと屈腱炎などを見ていきます。まず、折り合いに関することですが、やはり2歳や3歳初めの馬にとって気になる点の一つとして挙げられるのが気性面です。今年のダービー出走馬であれば、リオンディーズがその例で、特に皐月賞に関してはかなり苦しめられた印象です。
基本的に折り合いを欠く=行きたがるなので、全面的に闘志に出ることは競走馬にとって本来であればプラス要素です。しかし、それが過剰に出てしまうとコントロール出来ない状況に陥り、無駄な体力を消耗してしまい、調教やレースで力を出し切れません。また、余分のパワーや負担を自分自身に掛けてしまう為、回り回って怪我にも繋がると言えるでしょう。

 

では、デビュー前の馬を見て、どのように折り合い面を見抜けば良いのでしょうか?
もちろんですが、ただ立ち写真を見ているだけでは分かりません。
これは、大半が牧場の調教方法が影響している場合が多いです。
やはり、デビューする前までの基礎基本は育成牧場にて教え込まれます。ゆえに、調教施設の特色などが若駒に大きな影響を与えることは間違いないはずです。もちろん、気性面は先天的な部分もありますが、それは育成の段階で修正も可能ですし、総合的に考えると1歳〜2歳時の育成が与える影響力は計り切れないでしょう。

 

ここからは調教施設に関して、さらに詳しく見ていきましょう。
基本的に折り合いを欠く馬は、大抵が育成の段階でスピード重視の調教が課されています。
よって、ノーザンファームのように坂路で育成された馬の方が折り合い面に不安が出やすくなります。

一方で、社台ファームなどのようにダートやウッドなどにて育成された場合はスピードよりも、基礎体力中心に作られており、乗り役に従順のパターンが多くなります。

もちろん、例外があるので全てこのパターンに当てはまる訳ではないですが、参考にはなると思います。ですから、先天的に気性難が予想される血統で、坂路を中心に育成される馬は注意が必要となるでしょう。ただ、近年ノーザンファームの台頭が顕著になっている点も否めないので、その辺りは難しい判断が強いられるのも事実です。

 

次に、屈腱炎になりにくい馬の見分け方です。
簡単に言えば腱の細い馬よりも太い馬を選べば最低限抑えることができます。腱の見える部分は他に発達しているモノがない為、基本的に腱しか見えません。よって、腱がボヤけている馬や見えない馬は細い馬です。
これは立ち写真を見れば一瞬にして見分けることができるので、ぜひ参考にした上で活用して頂ければと思います。

 

今回は折り合いと屈腱炎を中心に、若駒の見方を説明しました。
まだまだ解説が足りない部分・観点があるのは確かですが、今週から新馬戦が始まる以上、実践編へと移行しようと思います。
その中で、新たな見方やオススメ馬、新馬戦やパドック評価を順に追って見ていければと考えています。
さて、今週からいよいよPOGの始まりです。
昨年の事はリセットし、良い馬を選んで一緒にPOGにてNO.1を目指そうじゃありませんか!

文と写真・倉本匠馬


倉本匠馬公式HP

 http://keibakuramoto.jimdo.com/

Twitter

 @ronrikunn