ジャパンジョッキーズカップ2016観戦記

こんにちは!みれちかといいます!

以前ウマフリさんで岩手競馬の魅力について、僭越ながら語らせていただきました。
今回は7月18日に盛岡競馬場で行われたジャパンジョッキーズカップについて書いていきたいと思います!  

ジャパンジョッキーズカップというのは、JRA所属で東西リーディング上位の騎手四名によるTeam JRA、東日本地区地方競馬(門別、岩手、南関東、金沢)所属のリーディング上位の騎手四名によるTeam EAST、西日本地区地方競馬(東海、兵庫、高知、佐賀)所属のリーディング上位の騎手四名によるTeam Westによる対抗戦です。

計三戦レースがあり、着順によってポイントが与えられて、そのポイントの合計が高いチームが優勝となります。

出場騎手は以下の12名でした!

Team JRA
  • 戸崎圭太騎手
  • M.デムーロ騎手
  • 川田将雅騎手
  • 内田博幸騎手
Team EAST
  • 五十嵐冬樹騎手(門別)
  • 真島大輔騎手(大井)
  • 田知弘久騎手(金沢)
  • 村上忍騎手(岩手)
Team WEST
  • 丸野勝虎騎手(名古屋)
  • 川原正一騎手(兵庫)
  • 永森大智騎手(高知)
  • 山口勲騎手(佐賀)

JRAの騎手が豪華なのはもちろん、地方の騎手達も各地域からのトップジョッキーが参戦していて、非常に見応えのあるメンバーでした!

レースもダート1200、ダート1600、芝1700と、地方競馬場で唯一盛岡競馬場にのみ存在する芝コースを使ってのレースも行われ、それぞれのジョッキーの駆け引きを思いっきり堪能できる内容となっていました。
同日は、Jpn3のマーキュリーカップも同時開催されていたので、多くの人で賑わっていました。

では、第1戦から振り返っていきましょう!

ジャパンジョッキーズカップ第1戦C1はダート1200メートル。出走馬は12頭でした。
スタートはほぼ揃い、内田博幸騎手のツキノピラミッドが一頭逃げる形。
続いて2、3番手には川田将雅騎手のゴールデンボーダー、さらには丸野勝虎騎手のダイワルーブルが続きました。
そのまま内田騎手がマイペースに持ち込み、第4コーナーを回るときも手応え十分。
直線では、他の馬の手綱が必死に動いているのを尻目に二番人気のツキノピラミッドが悠々と差を広げてゴールインしました。

二着は先団から早めに上がってきた永森大智騎手騎乗の三番人気ジャイアントスター、三着は村上忍騎手の五番人気ゼンノブショウでした。

一番人気の戸崎圭太騎手のメモリアルウッドは12着に沈みました。
一着、二着、三着に、チームJRA、チームWEST、チームEASTがそれぞれ一人ずつ入ったかたちとなります。

続いては第2戦。

ジャパンジョッキーズカップ第2戦B2はダート1600メートル。こちらも出走は12頭です。

レースは一番人気の川原正一騎手騎手のモズフウジンが積極的に行く構え。
二番手には真島大輔騎手のナンヨールーク、三番手には山口勲騎手のイルポスティーノがつけました。
淀みのない流れで、第4コーナーまではほとんど隊列は変わらず。

最後の直線で、モズフウジンが完全に抜け出しそのままかと思いきや、イルポスティーノがジワジワ伸びてきて、この二頭の一騎打ちに。
最後の最後で、五番人気イルポスティーノが一番人気モズフウジンを1/2馬身交わしてゴールイン。

山口勲騎手、川原正一騎手のチームWESTのワンツーとなりました。
三着はM.デムーロ騎手騎乗の7番人気プラウドワンダーでした。

そして最終戦です。

ジャパンジョッキーズカップ第3戦は芝1700メートル。こちらも12頭が出走です。
スタートはほぼ揃い、戸崎圭太騎手のウインミラージュが先手を奪います。
続いて丸野勝虎騎手のヤマニンアドーレ、五十嵐冬樹騎手のエイシンアルファーと続きました。
このレースも平均ペースで流れ最終コーナーへ。
すると第4コーナー手前で、すごい勢いで捲ってきた馬がいました。

永森大智騎手騎乗のカクニザントです。

直線手前では先頭まで捲りきるような勢いでしたが、第4コーナーでやや外に膨れてしまいます。
最後は経済コースをスルスルと進んだウインミラージュと、膨れても立て直してすごい勢いで追い込むカクニザントも一騎打ちに。

見応えのあるゴール前でしたが、わずかに届かず。

三番人気のウインミラージュが逃げ切りました。
二番人気のカクニザントがクビ差の二着。
三着は真島大輔騎手騎乗の四番人気マリノエトワールでした。

一番人気の川田将雅騎手騎乗のマイネルテンクウは八着に敗れました。

岩手競馬の公式ホームページにこの時のレース動画が公開されているので、百聞は一見にしかず、是非ご覧ください!

そしていよいよ表彰式。

どのチームが一番ポイントを獲得したのでしょうか。

結果は………

  • チームJRA:91ポイント
  • チームEAST:71ポイント
  • チームWEST:111ポイント

ということで、チームWESTが貫禄の勝利をおさめました!

優秀騎手賞には第1戦と第3戦で二着に来た永森大智騎手が選ばれました。

永森騎手は札幌で行われるワールドオールスタージョッキーズで地方騎手代表としても出場することになっており、ノリにノってますね!(笑)

表彰式では、「優秀騎手は…」といった瞬間、何も言わず戸崎騎手が前に出てこようとしたり、永森騎手のインタビューでインタビューアーのふじポンさんが「商品の豚1頭を岩手にください!」とムチャぶりをしたりなど、終始笑いに包まれ、賑やかなムードで進んでいきました。

この表彰式の様子も岩手競馬の公式ホームページにございますので、是非ご確認ください!

表彰式後は内田騎手がファンのサインなどに対応していて、ファンサービスもしていただきました。

自分も内田騎手と握手させていただきましたよ!(笑)

先述もしましたが、このジョッキーズカップに加え、同日にはJpn3のマーキュリーカップも行われたので非常に中身の濃い1日となりました。
日本のトップジョッキーが集い、腕を競い合う場を目の当たりにできる機会は非常に貴重なものだと思います。

岩手競馬はこれからも目が離せません!

写真:みれちか

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