映画一本分の空旅で着く海外競馬 ~ 韓国“Let's Run Park Seoul”①

オガタKSNさんの釜山競馬場訪問記にもあったように、繁殖の規模も急成長を遂げ、日本競馬との交流も盛んになっている韓国競馬。

韓国競馬では釜山で開催されるKRA Cup Mile(KGⅡ)と、ソウルで開催されるKorean Derby(KGⅠ)・Minister's Cup(KGⅡ)を合わせて『3歳牡馬3冠』と呼ばれています。

対する牝馬3冠は少し複雑で、第1戦がソウル開催のSports Seoul Cupと釜山開催のGyeongnam Shinmun Cupの2つあります。これらは各競馬場所属の馬のみが出走可能なローカル開催です。第2戦は牡馬の第1戦と同じKRA Cup Mile(KGⅡ)、第3戦が牡馬の第2戦と同じKorean Derby(KGⅠ)、そして最終戦としてKorean Oaks(KGⅡ)があるという、どのレースを勝てば3冠牝馬なのかが少しわかりにくい体系になっています。

2016年には史上2頭目の3冠馬Power Blade(父Menifee)が誕生し、クリソライトが参戦した第1回コリアカップ(2016年)にも出走していました。

翌2017年にはIndian King(父ビワシンセイキ)がKRA Cup Mile(KGⅡ)を、Final Boss(父Menifee)がKorean Derby(KGⅠ)を、Yeong Gwangui Hunter(父Colors Flying)がMinister's Cup(KGⅡ)をそれぞれ勝ち、3冠レースを分け合いました。

そんな韓国牡馬3冠の第3戦が開催された2017年7月16日に、ソウル競馬場(Let's Run Park Seoul)へ行ってきました!

※本文中にウォン表記で値段が登場しますが、当日のレートは1ウォン=0.099円程度でした。円換算するときは10分の1だと考えればほぼ合っているかと思いますが、必ずご確認のうえでご利用ください。

 

 

仁川国際空港までも釜山同様に2時間半程で到着します。

 

7/15から観光していて、7/16の朝はスターフィールドCoex Mallというショッピングモール内にある図書館を見学。

そこから競馬場へ向かいました。

 

韓国はレースの発走時刻が日本の中央競馬より遅いので、全レース見たい人でもどこかに寄り道してから向かえます。私は遅く起きてからの寄り道だったので第4レースからでしたが、この日は第1レースが11:45、メインは17:15発走でした。

友人と2人でタクシーを利用して、Coex Mallのある三成から競馬場まで12km程の距離を15000ウォンの料金で行けたので、日本と比べてとても安いと思います。電車を利用した場合は1回乗り換えの10駅で1450ウォンです。

仁川国際空港から向かう場合は、空港駅からソウル駅までが空港鉄道線の特急で43分の8000ウォン(普通だと1時間弱の4250ウォン)、ソウルからは乗り換えなし10駅で23分の1450ウォンほどだそうです。

明洞や江南近くの宿からでも30分程でつける距離です。空港からタクシーだとさすがに時間も料金もかかってしまうと思います。

 

実は一旦競馬場を少し通過して別の場所に到着するというトラブルも。地図を見ながらここじゃない旨を伝えたあとに、馬を追う動きをしてようやく"それ!!"となり、無事に競馬場にたどり着くことが出来ました。

スマホで地図を見せながら"Horse racing""Let's Run Park Seoul"と言ってもずれてしまったので、タクシーで競馬場が上手く伝わらない場合は馬を追う動きをすると伝わるかもしれません(笑)

駅の名前を伝えるのも良いと思います。

さて、到着してまず驚いたのがテーマパークかと思うような通路と馬のモニュメント……!

と思ったらつい最近まで実際に内馬場で"Whiney World"という名のテーマパークを営業していたようで、私達が降ろされたのは"Whiney World"側のエントランスだったようです。

後でスタッフの方に聞いたところ、残念ながら"Whiney World"は経営不振で閉園してしまったようなのですが、競馬場全体としても日本に比べてファミリー向けの印象で、駅や道路から競馬場までも蹄鉄のアーチを潜っていきます。

※遠くから見るとジュラシックパークにでも来たのかと思うような外観です。

 

チケットはカード式のデポジットタイプで3000ウォン。帰りに専用機に入れると1000ウォン返ってきます。

中に入るとまずイベントブースやカラフルな馬が並んでいます。

4頭集まっていましたが、改めて写真を見ると他にも遠くに写っていますね。

釜山同様場内にはたくさんの馬が登場します。

エントランスのテーマパーク感もそうですが、レースや馬券があれば問題ないという熱狂的ファン以外の客層にも楽しいイメージを持ってもらえるような雰囲気づくりをしていると感じます。

 

色とりどりの馬並みを抜けると左手がパドックで、正面に大きな建物があります。

"Happy Ville"という本館で、さらに左奥に進んでいくと"Lucky Ville"という新館が見えてきます。

どちらも観戦や馬券購入、食事が可能且つ全階で繋がっているのですが、2002年に完成した"Lucky Ville"には10000ウォンから利用可能な"Champions Suite"という外国人専用の観戦ルームがあると聞いていたので、まずはそちらへ。

公式サイトによれば"Champions Suite"は個別で座るテーブル席やグループ席等のタイプによって10000~20000ウォンまで分かれているということだったのですが、この日は相席でよければどの席も10000ウォンでした。混雑具合や各グループの人数によって柔軟に対応しているみたいです。

各席にモニターが付き、コーヒー・紅茶・オレンジジュース等が飲み放題。

さらにこの日はイベントでビール1杯無料、赤い物を見につけていれば5000ウォン分の馬券購入券をゲットできるというお得な内容でした。

全体を見渡せる高さにありますし、一度席を取れば出入り自由なので近くで見たい人はスタンドやパドックにも行って戻ってくることもできます。、荷物も置いておいて問題ないです。

利用する際は"Lucky Ville"の正面玄関から入ってすぐのエレベーターで5階です。

エレベーター内から正面玄関を見た写真です。

カラフルな傘がたくさん浮いていて競馬場じゃないみたいでした。

左にある黄色いカウンターが外国人用のインフォメーションセンターです。

1階に外国人用のインフォメーションセンターがあるので、"Champions Suite"の場所がわからなければそこで聞くとよいと思います。

予約のメールアドレス(champions_suite@kra.co.kr)もあるようなので、予め問い合わせてみてもよいですね。

ここで謝らなければいけないのは、外国人用のインフォメーションセンターで今年一番(!?)の美人さんが働いていたのですが、その姿をお見せできないことです。

 

荷物を置いて、さあここから場内の探検だ!というところですが、今回はここまで!

また次回をお楽しみに!

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文と写真・岸本真哉