ソウルのコースとスタンドに感激した後はパドックに行きましょう!

メインの2つ前、第6レースのパドックです。
パドックには階段状に座席が備え付けられていて、座りながら馬を見ることが出来ます。

緒方きしんさんの釜山訪問記ではパドックを見ているお客さんの人数が極端に少ない様子が窺えましたが、ソウル競馬場ではそれなりの人がいました。

ただ、場内の賑わいの割にはパドックに人が少ない印象を受けました。緒方きしんさんが仰るようにパドック派が少ないのかもしれません。
改めて写真を見ると、席が空いている割には後ろの方に人がいて、2階で見ている人もいるので近くで見ようと思う人が少ないのかもしれません。

写真で見るとパドックの向こう側に黒いクレーンが立っているのがお分かりになるでしょうか?

写真を撮り忘れてしまったのですが、パドックの外にはカメラのクレーンがお客さんの手の届く位置に設置されていて、なんとなくワクワクする雰囲気づくりに役立っている気がしました。

第6レースより前の写真ですが、パドックには馬房が備え付けられていて、パッと見で日本と雰囲気が違います。


ところで、前日から第4レースか、遅くとも第6レースには間に合うように計画を立てていたのですが、その理由は女性騎手が2人同時に騎乗するからでした。

まずはKIM HYE SUN騎手。2009年の6月にデビュー。
記事を執筆している2017年8月9日の時点で、これまで2968戦に騎乗して233勝。

近1年で360戦に騎乗して39勝を挙げ、ソウル所属の53人中9位と活躍しています。
勝ち星の数も凄いですが、1日に何レースも乗る程騎乗数があるのも凄いです。

もう一人がKIM HYO JUNG騎手。
2017年の6月デビュー、28戦してまだ勝ち星はなしですが、2、3着はそれぞれ3回と惜しいレースはしているようです。

実は前回の記事で返し馬をしている青い勝負服も彼女です。
コース側を探索した時に返し馬やレース後の様子を取り忘れたので写真が前後しています。
ソウルには他にも2名の女性騎手が在籍しています。

韓国では勝負服が騎手によって決まっているようで、KIM HYE SUN騎手はこの日の何レースかで騎乗していましたが、どのレースも黄色と青の勝負服でした。
KRA公式サイトのプロフィール欄にはそれぞれの騎手の勝負服が表示されています。
ただ、過去のレースを見ると違う勝負服を着ていることがあるので、いつも同じわけではないようです。

残念ながら2人とも結果は振るいませんでした。

KIM HYE SUN騎手は差のない5着でした。
ちなみにこの一つ前の第5レースでは日本人のHATANAKA SHINJI騎手が勝利していました。

さて、他も探索していきましょう!

建物の中には人がたくさんいます。
スタンド外の椅子では皆さんくつろいでいた印象ですが、やはり馬券を検討している姿は力が入っているように見えます。

発見機や払い戻し機近くは設備も人も雰囲気は日本と近いと思います。
ただ、府中のように場内で若いカップルの姿を見ることがほとんどありませんでした。

馬券購入するのは中高年のお客さんがほとんどのようです。

屋外のモニターで観戦者も年齢層が高めです。

一方で子供向けのゾーンもあります。

この屋根付きボックス席は4コーナー付近の柵から少し離れた場所にあるのですが、コース内のバスツアーと共にかなりお気に入りです。

馬券購入者は年齢蔵がかなり高いですが、やはり全体としてはファミリー感があります。

パラソル付きのテーブルもありました。

ここもファミリー感が……と言いたいところですが、ファミリーらしき姿は見当たりませんね。

こういうカラフルな明るい色使いもファミリー向けを意図したものでしょうか?
ちなみに上の写真は"Happy Ville"の一角ですが、私はこの並びにあるBaskin Robins(サーティーワン)でアイスを食べました。
韓国っぽいものがあれば食べようと思っていたのですが、歩いた限りでは見当たりませんでした。

観光地ではないですし、あまり外国人は来ないのかもしれませんね。
Champions Suite以外では外国人を見かけませんでした。

ただし、Lucky Ville1階のインフォメーションセンターとChampions Suiteは日本語・英語・中国語にも対応してくれるので、外国人でも不便はしないと思います。

では場内を探索したところで次回はいよいよMinister's Cup(KGⅡ)です!

お楽しみに!

写真:岸本真哉

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