はじめての盛岡、南部杯遠征。

私はしがない中央競馬のファンです。地方競馬は南関東を見に行くくらい。それ以外の地方競馬は、せいぜいテレビで交流重賞レースを眺める程度でしょうか。

しかしながら、この夏に軽い気持ちで笠松・金沢・園田への弾丸遠征を敢行。馬券的に散々な目にあったこともあり、まずは地方競馬をもっと知らないと……という気持ちになりました。

そんななか、10/9に盛岡競馬場で「マイルCS南部杯」が開催されるということで、これは行かねば、ということに。

せっかくの南関東以外で行われる交流GⅠです。

競馬場、いけるときに行く!

を実行することにしました。

気合いを入れて、日曜の中央競馬には目もくれずに前日入りを決断。

その理由は単純に、当日出発の新幹線では午前中のレースを見るのにとてつもなく朝早く起きて出発しないといけないうえに、東北の新幹線は基本的に指定席のため、早い時間帯の席は同じ考えの競馬ファンによって取れない可能性が大きかったからです。

そして新幹線に乗ること2時間弱。

東京から盛岡まで一直線で向かいます。盛岡市内に着いたのは前日の昼ごろでした。市内をゆっくり歩いて、復興のための町内の祭りを見学。そのあともその時間帯に開催中の競馬を忘れて(もちろん完全に忘れたわけではないですが)、ぶらぶらと歩いていました。

たまには中央の競馬を忘れて、こういう歩き方もしてみるのも面白いかもしれません。

夜には手ごろな値段で肉盛りを頼んだりして、充実した飲み食いを堪能しました。(ぼっちでしたが……)

個人的な話ですが前日に晩餐をやってしまうと当日(馬券的に)大変なことになるというジンクスが自分の中にはあります。しかし、そんなのは関係なしに肉盛りを楽しんでしまいました(笑)

そしてその晩餐の帰り道、岩手競馬の新聞も購入し、翌日の決戦へ向けて準備を万端に。

これで中央のメインレースも買えるということに……!

(ただし、載っていたのは京都大賞典のみ)

 

さて、いよいよ当日の朝を迎えました。朝ごはんもそこそこに、眠い目をこすりながら出発です。

朝早いというのに市営の優待バス乗り場には行列が。バスに揺られること30分。山道を抜けた後に、競馬場がぽつんとでてきました。

ここが盛岡競馬場。

愛称「OROパーク」

南部杯仕様らしく、入り口が紫の門模様に彩られていました。

当日の記念入場券です。

中央の大レースではよくこんな形の入場券がありましたが、地方競馬の大レースでもあるとは!と驚きました(笑)

盛岡のスタンド前を歩いてみましたが、奥に山が見えます。そしてコースは、直線にほんのりと坂が。

中央で言えば東京に近い?それとも中京かな?という感じでした。

競馬場はおいしい!

ということで、早速お腹を満たしに。

南部杯当日ということで、屋台もたくさん出てはいましたが……

盛岡のグルメといえば、やはりこれ。

ジャンボ焼き鳥串。

岩手競馬のグルメとはいえば、これを食べねばなんとせぬ!というくらいの名物です。

朝ごろに『とりあえず生』の感覚でまずは一本。

本当は昼ごろにもう一本くらい食べようかと思っていたのですが、そのころには列がたくさんできていて断念。それくらい有名なものでした。

 

味は塩とたれの定番モノ。今回選んだのははたれ。ほんのり甘さのあるたれが香る一品でございました。

このジャンボ鳥。調味料で辛味を自由に調整できるので、辛党でも調味料を使うことでおいしくいただけるようになっています。

どちらかというと、調味料をつけて辛味をつけたほうが王道の食べ方なのかな?という印象です。(その調味料ですが、つけすぎると本当に辛いです。辛味が苦手な人はほどほどに……)

  

ほかの地方競馬場と盛岡競馬場の違い。

それはダートの内側に芝のコースがあること。中央からの転入馬も、芝のレースを狙っての転入という場合も多いですよね。

この日も芝のレースが第9レースに1つ組まれていました。

当日の9R 勝利馬:ワールンガ号

内側が芝。外側がダートという競馬場で思い出されるのが、アメリカの競馬です。

アメリカの競馬場はダートが観客席から見て外、芝が内にあるのが主流です。ただ、盛岡競馬場についてはアメリカを模したというわけではないのかな、と思いました。

地方競馬は、あくまで主流はダート。

そんなプライドが感じられます。

おやおや?

地方競馬なのに中央の購入口がありました。

そうなのです。中央競馬の開催日でもあるのです。早速並びます。(もっとも、東京の10レース、メイン、京都のメインレースしか買えませんでしたが……)

 

いざ、中央が買えるとなると人がそっちへ集まってしまったように見えました。ただ、中央は競馬場の一箇所でしか売っていないのでそういう現象になってしまうのですが、地方競馬よりも中央競馬のほうが注目されているのかな……いう、多少残念な気持ちも。

逆に中央の東京競馬場では、岩手競馬が買える窓口があったりします。去年の南部杯の馬券は、その岩手競馬専用窓口で買いました。

 

余談ですが、私は京都のメインだけ買いました(笑)

当然はずしましたが(苦笑)

スマートレイアーで勝たせたユタカさん、あのひと、どうしてあんな乗り方ができるんだろうと思ってしまいました……。

 

 

さて、中央のメインレースもおわり、いよいよ南部杯が近づいてきました。

パドックで待機していたのですが、ここでパラパラと雨が……もしかして本降り?と危惧しましたが、雨が降ったのはパドック周回の間だけ。レースまでにはやみましたので、ほっとしました。

流石に雨の中、お外で観戦するのはモチベーション的にあがりませんから……

コパノリッキー

ノボバカラ

キングスガード

カフジテイク

ゴールドドリーム

ベストウォーリア

さて、レース結果はご存知の通りです。

ゴールドドリームが出遅れる一方で、コパノリッキーは最近課題だったスタートを綺麗にきめて、外から被せられることもなく、すいすいとリラックスして走れていました。

こうなるともう止まらず、他を寄せ付けない完勝でした。

コパノリッキー強かったですねぇ……

そろそろ年齢的にもピークがすぎる頃かと思っていたら、全然衰えがありません。

 

あ、もう帰らないと!新幹線の時間が!

バスに飛び乗ったのですが……渋滞!渋滞!です。

そう。盛岡競馬場は山道の奥にあるため、こういう大レースのときの脱出(あえてこう表現させてください)が大変なことになるのです。

普段30分のバスが、乗るだけで1時間近くかかりました。

 

駅に着いたのが新幹線の発車5分前。

ここから、預けた荷物を取って全力ダッシュでした(苦笑)

これが本当の弾丸ツアー。

 

馬券は当たらず、お土産も買えずじまいと、とほほな始末。

ついでに、次の日は全力ダッシュのせいか筋肉痛で足がつらいことになってしまいました。

行きはゆったり、帰りは弾丸ツアー、でした。

 

はじめて訪れた盛岡、意外と気温は高かったのですが、山から来る空気がそれを幾分相殺してくれていて、ほかの競馬場より涼しく感じました。

みちのくの岩手競馬は(水沢は行ったことがないのでわかりませんが)ゆっくり競馬するならいい場所だと思います。気候的にも。

 

なので、一度は岩手競馬へ行くことをお勧めします。競馬場の外にも、おいしいものもたくさんありますしね。

私の南部杯遠征はこうして幕を閉じました。

遠征は、良いぞ。

文と写真・horsetrip