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石神騎手独占インタビュー!オジュウチョウサンmini色紙への思い。

東映AGから発売中の「トレーディングmini色紙」。

ターフィーショップや通販サイトなどで好評発売中の人気グッズだ。

第一弾のキタサンブラックを皮切りに、第二弾オジュウチョウサン・第三弾ゴールドシップ・第四弾2018年度JRA賞馬と、シリーズごとに名馬にスポットをあてて色紙を作成してきた。

色紙は各シリーズ、ノーマルと金の箔押しのスペシャルが用意されている。

さらに目玉は、ランダムで入っている「ジョッキー直筆サイン入り色紙」の存在だ。実際の色紙にジョッキーがサインしたものが封入されているとあって、ファンとしては要チェックのアイテム。JRA賞であればアーモンドアイの色紙にはルメール騎手のサイン、アドマイヤマーズの色紙にはM.デムーロ騎手のサインが書かれている。

 

今回はその第四弾となる「2018年度JRA賞セレクション」トレーディングmini色紙作成から、オジュウチョウサンのmini色紙にサインをする石神騎手に突撃取材を敢行。

 

mini色紙へのサインに込める思いから、ご自身のプライベートについてまで、様々なお話を伺うことができた。

 

 

■最初は「え?自分でいいの?」という思いでした。

 

「mini色紙サインのお話をいただいた時、まず最初に『え?自分でいいの?』という思いがありました。第一弾は武豊さんとキタサンブラックで、第二弾が私とオジュウチョウサンでしたから。第二弾が『石神』でいいの?と(笑)」

そう、優しく笑いながら、一枚一枚にサインをしていく石神騎手。

第二弾mini色紙への依頼は「オジュウチョウサンが、こんなにもファンに愛されているのか」と実感した瞬間でもあったという。

「強い馬だとは思っていましたけど……まさかこんなに人気になるなんて。障害馬では、非常に珍しい気がしています。だから、オジュウチョウサンのグッズをみかけると、毎回嬉しくなりますね。この前、スマホの充電器につける商品も見かけて嬉しかったです。あとは、2019年のカレンダーにも選んでいただけて!」

 

(1枚1枚丁寧にサインを記入していく石神騎手。写真はmini色紙第四弾として販売されるもの)

 

そんな石神騎手のもとには、当然オジュウチョウサンのグッズも集まってくる。

ご自身のクローゼットのあたりは、オジュウチョウサングッズのコーナーになっているそうだ。

ただ、オジュウチョウサンやニホンピロバロンの重賞勝利記念パネルは、先輩の高田騎手のアドバイスでまだ倉庫にしまってあると言う。

そういうものを飾ると満足しちゃって、ハングリー精神が失われると言われたんです。だから、現役時代の間は我慢しようと思っています。実家には、もう飾ってあるようですが(笑)」

 

(テレビ見たよ!とお声かけいただくこともあります、と語る石神騎手)

■小さな頃はラッコのぬいぐるみが好きでした(笑)

 

石神騎手は3人兄弟の真ん中で育った。

幼い頃は、4つ上のお姉さんの後ばかりついて歩く子供だったという。

「だからか、小さな頃はラッコのぬいぐるみが好きでした。あとは、くまのぬいぐるみとかも。それ以降はTVゲームが好きになって……外で遊ぶのが好きになったのは高学年になってからだったと思います。ぬいぐるみですか?まだ実家にありますね(笑)」

 

 

(子供の頃のヒーローはドラゴンボールの孫悟空。特に好きなキャラクターは孫悟飯だとか)

学校ではいたずらっ子でよく怒られていたという石神さん。

しかし勉強だけはしっかりと頑張っていたそうだ。

「仲の良い幼馴染が勉強できて、彼に負けたくないという思いから勉強はしっかりやっていましたね」

多分そのおかげで、競馬学校の試験も合格出来たと思います──石神騎手は最後に、そう付け加えた。

負けず嫌いだったことも、そのためにしっかりと努力をつづけたことも、勝負の世界に身を置く今、役立っているのだろう。

 

■ナリタブライアンの引退式を見て、ジョッキーを目指すように。

 

巨人の緒方耕一選手やクロマティ選手とかにも憧れて野球の練習をしていたそうだ。

なんと、あの柴田政人さんにキャッチボールしてもらったこともあるという。

しかし、競馬に憧れ始めたのは、それよりももっとあとのことだった。

「日経賞だったかな?と思うのですが、ノリさん(横山典騎手)が父の担当馬で重賞を勝利して。その時に(当時JRAで重賞勝利時に渡していた)副賞のラジオをもらったんです。それから、騎手ってカッコいいな〜と思うようになりました」

幼馴染の影響で、小学校5年生に乗馬を始めると、中学校2年生で運命の出会いを果たす。

三冠馬ナリタブライアンの、引退式だった。

 

「あれをみて、もう頭の中では騎手一本になりました」

 

(ライスシャワーも好きだったなぁ……と、懐かしそうにする一面も)

 

■子供達からは「怖い父親」と思われているかも(笑)

 

「お小遣い制ではなく、給料制にしているんです。お手伝いした分だけお金が発生するように(笑)」

そんな教育方針の石神さん。お給料制の効果があってか、子供たちは無駄遣いしないタイプだという。

G1ジョッキーも、家に帰れば3児のパパだ。

「子供たちも、G1は見に来てくれていますね。中学生の長男はジョッキー目指してくれているようです。次男も乗馬クラブに入れる5年生にあがったので、乗馬を始めました」

普段我々に優しく接してくれる石神騎手も、家では怒る方の役割を担っているそうだ。

「母親が優しいので。もちろん遊んだりもしていますが、子供たちからは怖い父親と思われているかもしれません(笑)」

非常に物腰柔らかな印象だったので、少々意外そうにしていると、同行した東映AG矢尾板さんも「怖い石神騎手を見られるのは、お子さんくらいかもしれませんね」と笑った。

 

 

 

末っ子の娘さんは、上の兄弟よりもおもちゃを多くもっているようだ。

「1番下の女の子は小学校1年生。ベッドで寝られないくらい動物のぬいぐるみを並べていますね。小動物系で、まだ馬は怖いみたい(笑)」

お人形が好きなのはお父さんの影響かもしれませんね、という問いかけに、石神騎手は照れ臭そうに笑っていた。

 

 

 

■飛越の瞬間の、あの美しさが好きです。

 

上述の通り、石神騎手の自宅にはたくさんのオジュウチョウサングッズがある。

玄関には、額縁にいれたオジュウチョウサンのmini色紙と、その上には重賞を勝利した時の記念メダルが飾ってあるそうだ。

「レース中の写真をプレゼントしてもらったりすると、クリアファイルに入れて家のオジュウチョウサングッズコーナーに置いています。あと、(応援Twitterのアカウント宛に)イラストも戴いたことがあって!非常にお上手だなあと、感激していました」

 

 

そんな石神騎手のお気に入りのmini色紙は、飛越の瞬間の写真が写っているものだという。

そもそも飛越の瞬間の写真が好きだという石神騎手。競技こそ違えど、人馬一体の姿の美しさがあるオリンピック選手の乗馬の飛越を見るのも好きだそうだ。

「追っている姿はルメール騎手とかの方がうまいでしょうから」と冗談めかして前置きしながらも、飛越の美しさへのこだわりを語ってくれた。

「netkeibaさんの画像掲示板など『ファン投稿写真』は結構見ています。自分の写っている写真とかにも、いいね!を押したくなるんですが、ちょっと気恥ずかしいから我慢しています(笑)」

 

(ご自宅のオジュウチョウサングッズコーナー)

 

オジュウチョウサンとの活躍で、サイン依頼やファンレターも増えた。

ウイナーズサークルでサインを求められるのは、とても嬉しいことだという。(飛行機の時間など)スケジュールが許す限りは全員にサインしたいと思っているそうだ。

 

印象に残っているファンレターは、乗馬をしている小学生からのファンレター。なんと、石神騎手の活躍を見て、ジョッキーを目指すようになったのだとか。

「とても嬉しいですよね。手紙と一緒に色紙と返信用封筒が入っていたので、サインしたあとに、その色紙の裏に『努力すれば必ず報われる!』と書いて送りました。そのあと、彼から乗馬中の写真が送られてきて。長男坊に『お前よりうまいじゃないか!』なんて言いながら見せています(笑)僕が現役でいるうちに、プロになってほしいところですね!」

 

 

■購入者の皆さまのコメントは、見せてもらっています!

 

1枚1枚、丁寧にサインをしていく石神騎手。

何度も、ペンのインクが薄くならないか確認するために手元の紙に試し書きをする姿が印象的だった。

「mini色紙はたくさんのファンにお届けできるようかなりの枚数にサインするので、1回目(シリーズ第二弾・オジュウチョウサン)の時は書くのに必死でした。1時間まではいかないかもしれないけど、終わりの頃には手が痺れていました(笑)」

 

(ウマフリ向けの特別メッセージを試し書きする石神騎手。非常に人柄が表れていた)

 

 

「mini色紙を購入してくださっている方がいらっしゃるのは本当に嬉しいです!(販売元・東映AGの)矢尾板さんから購入者の皆さまのコメントは見せてもらっていました。どれも有難いものばかりです。なかには、1人で3つも購入してくださっている方までいて!保存用とか配布(布教)用にまで買ってもらっていると聞いて……とても嬉しいですし、負けられないな!!!と思いましたね」

 

最後にウマフリ読者向けに特別に記入してくれたサイン色紙。

「目指せ障害ヒーロー」という文字が、力強く刻まれた。



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文・オガタKSN

写真・がんぐろちゃん

協力・東映AGさま